このページでは、近視抑制治療として、低濃度アトロピン点眼オルソケラトロジー多焦点ソフトコンタクトレンズについて紹介しています。

近視抑制治療について

Preventing Myopia Progression

近視を進行させない

3つのポイント

全世界的にお子様の近視の進行が加速され、多くの国で様々な研究がなされています。しかし、まず基本となる大切なことは、主に以下の3つを守ることです。

近視を防ぐための生活習慣

  • 画面から目を30cm以上離そう
  • 30分近くを見たら、20秒以上遠くを見よう
  • 1日2時間以上、外で過ごそう

3つの治療方法

これらを注意していても進行抑制ができない場合、有効性が認められかつ日本で受けられる治療としては 以下の3つの方法があります。
(引用:近視の進行抑制治療|日本近視学会 Japan Myopia Society

当院は現在、(1)低濃度アトロピン点眼と(3)多焦点ソフトコンタクトレンズを処方しております。(2)オルソケラトロジーは2024年3月より開始します。

(1)低濃度アトロピン点眼

0.01%または0.025%のアトロピン(マイオピン)という薬を1日1回寝る前に点眼する方法で、Singapore National Eye Center(シンガポール国立眼科センター)の研究に基づいて開発されたものです。効果には個人差がありますが、治療法が簡単なので、まず試される方法です。保険適応はなく自由診療となります。

当院での費用

・アトロピン(0.01%):3,080円

・検査費用:1,760円~

(検査内容によって変わります)

※アトロピンは1本の価格です。
※価格はすべて税込です。

(2)オルソケラトロジー

カーブの弱いハードコンタクトレンズを睡眠時に装着して、一時的に角膜の形状を平らにし、焦点を後方にずらすことで日中は良好な裸眼視力を得る方法です。

眼軸の伸びが抑えられる効果が期待でき(眼鏡やコンタクトレンズに比べ30~60%の抑制)、手術のレーシック手術とは違い、いつでも治療を中断することが可能です。

(2024年3月 春休みより開始します。)

欠点:自由診療であり、初期費用が高いこと、ハードコンタクトレンズで装用に抵抗があること、適切な取り扱いでないと角膜感染症などを起こし、重篤なトラブルになることもあるので、取り扱いをきちんと守り、大人の管理のもとで使用する必要があります。

京都市内で取り扱っている病院・クリニックの費用は、1年目15~20万円/年、2年目以降3~10万円/年です。

(3)多焦点ソフトコンタクトレンズ

通常使用するコンタクトレンズを有効性が証明されている遠近両用コンタクトレンズにする方法です。海外では各社が様々なデザインの多焦点ソフトコンタクトレンズがあり、オルソケラトロジーに匹敵する有効性が示されはじめております。 オルソケラトロジーと比べて初期負担が少なく、刺激が少ないため装用しやすいこと、使い捨てコンタクトなので衛生面での管理が比較的容易です。

しかし日中に装用するため、ゴミが入った時などに、自分で取り外すといった自己管理が可能な年齢になるまでは使用できないため、比較的年齢が高い小児が対象となります。

当院での取り扱いレンズ

・シード社:1DAY EDOF

 3,760円(税込・32枚/箱)
・メニコン社:2Week DUO

 3,250円(税込・6枚/箱)